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八方位霊獣図

初出のコレや10周年記念の時にも話だけは出ていた、「和風水」 モチーフの８人（先行登場の２人＋初出の仲間６人）を、このたび 謎のタイミングで 初お披露目してみたよ。超久し振りに描いたよ。 キャラの名前…というより、モチーフになった「霊獣」はそれぞれ 【東】の蒼龍（そうりゅう）・【西】の素虎（すうこ）、 【南】の朱蝶（しゅちょう）・【北】の玄雙（げんそう）、 【天】の碧鳳（へきおう）・【地】の温象（おんぞう）、 【未来】の黄麟（おうりん）・【過去】の紫貘（しばく）　 …という感じになっております（色や表記の参考サイトはこちら）。 後半４人の方位「天・地」「過去・未来」は平面上には描きようが ないので、構図重視で、色相環っぽくなるように当てはめてます。 風水的には正確ではないんだろうけど、細かい事はええんやで。 彼らはキャラ作成時（13〜4年前）からコレを描くに至るまで全員 配色が決定していなかったという、我が家の中でも割と数奇な 運命を辿っている訳ですが、実は今回の絵も、構図ラフだけは ３年前に描いてあったものを掘り起こして描いていたりします。 さらに何というか、キャラ作成当時は「自分では普段あんまり やらないデザインに挑戦しよう！」…みたいな謎の創作熱が 高まっていた時期のようで、左右非対称の髪型や衣装デザイン、 各種角っ子とウェーブ髪、割と苦手な20代の美男美女といった 気付けば『ベスト描きにくいで賞』のオンパレードとでも呼ぶ べき集団が完成していまして（汗）、その辺も、今までほとんど 描かれなかった要因のひとつになっているものと思われます。 （ちなみに、今描いても全員満遍なく描きづらかったです。合掌） …今後はもうちょっと大事に扱おうと思ってます。ごめんよ、皆。

※ちょっと大きいサイズはこちら（要「Pixiv」アカウント・別窓）

線画・着色：2019.05.30 [CLIP STUDIO PAINT]

おまけ

画像クリックで着色前（いつもの）ver.

【東】の蒼龍（そうりゅう）・【西】の素虎（すうこ）。
「柔」と「剛」、のんびり屋と短気。サイト先行登場コンビですね。

蒼龍は、色が決まるまでの暫定（クリック後）版のせいで
何となく黄緑のイメージがあったんですが、他キャラとの兼ね合いと
「曲がりなりにも『蒼』龍だからな…」という事で試行錯誤の末、こうなりました。

対する素虎は、ほぼキャラ作成時のイメージ通りです。
配色決めの速度にまで性格が出るとはね。

【南】の朱蝶（しゅちょう）・【北】の玄雙（げんそう）。
朗らかなおねーさんと、理知的なおにーさんです。

指先の蝶と傍らの蛇は、ペットや使い魔というよりも
一部意思への介入が可能な『自我を持つ分身』、みたいな存在です。
厳密にいうと蝶は「霊体（エネルギー）」・蛇は「実体（蛇そのもの）」。
魔界の中でも常人離れしてるから、そういう能力も備わっているのじゃよ。

あと朱蝶さん、構図的に完全に見えない位置になっちゃいましたが
アオザイの前垂れ部分にも、蝶を模した柄が入っていたりします。

玄雙さんは最初ズボンも緑にしていたら、全体的にキュウリみたいな配色でちょっと面白かったのは内緒だよ（蛇足）

【天（上）】の碧鳳（へきおう）・【地（下）】の温象（おんぞう）。
ツンデレ少女と、天真爛漫っ子。これでも意外と仲は良いようです。

温象の配色、当初のイメージ通りに塗ったら思いのほか某ハンバーガー店だったので
女児っぽい（？）ドット柄でカラフルにしてみました。そりゃあ、「黄色」で「ツナギ」だもんな…

あと、キャラ作成時は資料が乏しくて知る由もなかったんですが、
「鳳凰」と並べて書いた時の「鳳」は雄で「凰」は雌を表すらしいですね。
つまり碧鳳（・）ちゃんってひょっとしたら…　そういう事になるんですかね……

※キャラ設定はまだ掘り下げる余地があるから、今ならどうとでも出来るぞ！！！（何）

【未来（中央）】の黄麟（おうりん）・【過去（虚）】の紫貘（しばく）。
他人の空似ですよ。（誰とは言わないけども）

方位というよりも「時間」を司る２人という事で、ちょっと浮世離れした
感じを出そうと、端麗で中性的なキャラデザを目指してみました。
実際は黄麟さんが女の子、紫貘のほうは男の子です。
「鳳凰」論法でいうと「麒麟」の「麟」は雌を指すそうなので、こっちは大丈夫ですね（何）

衣装も敢えて黄麟が和装、紫貘が近未来的になっている辺りも
「我々人間とは時間の感覚が違うんだぜ」、みたいな演出のつもりだったりします。